クロムハーツの革製品の気になるにおいトラブルの対処法

シルバーアクセサリーで知られる、ハイブランドの代表格といえばクロムハーツ。実は、クロムハーツはシルバーアクセサリー以外にも、上質な革を使ったジャケット、財布、バッグなどのアイテムも多数取り揃えています。ただし、このような革製品には「におい」という、切っても切り離せないトラブルがついてまわります。そこでこちらでは、革製品におけるにおいの原因とその対処法についてご紹介します。

革製品がにおう原因としては様々な要因が考えられます。革自体のにおいや、カビのにおい、着用し染み込んだにおいなど。においに慣れてくれば気にするほどではなくなりますが、革製品になじみがない方ですときつい匂いだと感じてしまう方も少なくありません。こちらではそんな革製品のにおいの様々な原因について一つ一つ説明していきます。

【 革自体の特有のにおい 】

革製品のにおいは、本革であれば動物の皮からつくられている為、その匂いが残っている場合もありますが、ほとんどはなめし剤のにおいであることが多いです。なめし剤とは「皮」を「革」に変える作業、つまり、加工して商品に使えるように加工する作業のことを言います。革自体のにおいが気になる場合は、なめし剤を除去しなくてはいけませんが、そうすると革は硬くなってしまいますので、革自体のにおいに関しては、和らげる方法はあっても、完全に除去することはできないと考えた方が良いかと思います。

【 におい移り 】

革は動物の皮であるため、「革は常に呼吸をしている」ということをよく言われます。そのため、周囲に強いにおいの物がある場合、においがどんどん染み込んでいってしまいます。日々生活している中で気を付けたいのが、たばこのにおいや香水の匂いです。たばこのにおいに関しては、においの成分であるヤニなどが汚れとともに表面に付着している場合もありますので、軽く表面をふくだけでもそのにおいを除去できることもあります。

【 カビのにおい 】

カビのにおいに関しては、2パターン考えられると言われています。一つ目は、表面にカビができている場合、もう一つは、革の内部にカビのにおいが入り込んでしまっている場合です。カビが繁殖してしまうと、表面上のカビは落とせても、革の内部に入り込んでいってしまう事が多く、カビ対策としては常日頃お手入れをすることで予防につながります。

【 汚れや汗によるにおい 】

汚れや汗によるにおいで一番気を付けたいのは、革が「濡れる」ことです。革が濡れてしまい、それをそのまま放置しておくと、雑菌が繁殖してしまい、においが発生する原因になってしまいます。革はその性質もあり、カビや雑菌の繁殖がしやすい素材になっています。今まで挙げてきた他の原因に比べ、独特のにおいを発する為、その場合は汚れや汗によるにおいが原因であると考えられます。

せっかくのクロムハーツも、悪臭を発していたのでは台無しです。もしお持ちの革製品のにおいが気になるのであれば、以下のような対処法を試してみてください。

風通しを良くすると、革製品は適度に乾燥し、雑菌の繁殖が止まります。また、革自体が持つにおいが気になる場合でも、この方法で改善可能です。ただ、日光に当てると色落ちなどのトラブルに繋がりますので、必ず日陰で干すようにしましょう。

革は周囲のにおいを吸い込みやすい素材です。そのため、保管場所に強いにおいを発するものは絶対に置かないようにしてください。また、タンスをはじめとした収納場所は湿気がこもりがちなので、除湿剤を置くなどの対策をとっておきましょう。

カビや雑菌によるにおいは、干すだけでは解決しません。元を断たなければにおいは治まりませんので、専用のクリーナーを使用してカビを落としたり洗濯したりして、原因をシャットアウトしましょう。ただし、ものによっては自宅での対処が難しいケースもあるので、どうしても解決できないときは、革製品を取り扱うクリーニング店にお願いするようにしてください。

革製品のにおいが気になるという場合、まずはそのにおいの原因を突き止めるところから始めるべきです。原因が突き止められると、最適な対処法が見えてくるので、よりスムーズな解決が見込めます。誤った対処法ではにおいを解消することができませんので、こちらの内容を参考にして、それぞれに合った適切なアプローチで試してみてください。